2020年3月18日水曜日の19時30分から
NHKで放送された「ガッテン!」で
「火災・食中毒・入れ歯 よくぞそこまで!体当たり研究者SP」という企画があり、
そのなかで「○○に消火器は置くな!」と
「食中毒になりやすい意外な落とし穴」という
興味深い話題がでたので、紹介したいと思います。
普通の人がよくやる消化器の置き場所は間違っていたようです。
それと、一見腐りにくく食中毒とはなじみのなさそうな、
意外な食品に落とし穴が?
幸い私は食中毒にはなったことがないのですが、
抵抗力の弱いお年寄りや子供には死活問題なので、
大いに気を付けたいですよね。
渋谷駅にはある物が床に付いている?
最初の体当たり研究者は
火災学者の「鈴木弘昭」(すずきひろあき)さんです。
地下鉄渋谷駅には非常口の方向を示す
「非常口のピクトグラム」が床に付いています。
非常口の表示といったら、今までの常識では
天井近くの高い位置に、目立つように付いている
というのが普通だったと思うのですが、
実際に火災が起きたときには、空間の上部には熱と煙が充満しており
姿勢を低くして非難しなければならないことから、
非常口の表示を床にしているのです。
当たり前のことのような話ですが、
鈴木さんが提唱するまではなかったことなんですね。
○○に消火器は置くな?
そして、火災の防止に効果的な消化器や消化スプレーなどの消化グッズですが、
置く場所が重要とのことです。
鈴木さんはあるところには消化器を置くな、と言っていますが。
答えは「台所」です。
私のような素人の考え方だと、火災になりやすい台所付近に
消化器を置くのは良いことのように思えますが、
火災学者の鈴木さんいわく
「実際に火災になる時には台所に人がいないことの方が多く、
気付いた時には台所全体に燃え広がり、台所に近付けなくなっていることが多い」
とのことです。
たしかに!火災の原因として有名なのが、
揚げ物をしている時に揚げ油に引火ですが、
電話や来客など、その場を離れた時に火を消さずに放置してしまい
火災にいたる、って感じなので人はその場にはいないですね。
そもそも台所で人が見張っていたら、火事になることもなさそうですよね。(;^ω^)
ちなみに消化器を置くおすすめな場所は、
台所の隣の部屋など、ドアなどでつながっているけど、壁で区切られている部屋とのことです。
現在の建築では、火が簡単に燃え広がらないような構造になっており
壁で区切られていれば、すぐには燃え広がらないので、
隣の部屋から安全に消火ができるからです。
※しかし!火が天井まで達したら消火はあきらめ、即避難して消防に連絡を!とのことです。
身近な食品の保管に落とし穴が?
次の体当たり研究者は
食品微生物学の藤井建夫(ふじいたてお)さんです。
藤井さんは食品の腐敗などを研究しており、
コンビニなどで売られている、手軽でおいしく、保存もきく
「レトルト食品」の保存を注意点として上げていました。
常温で数年もち非常食にもなるレトルト食品ですが、
現在はおいしさの追求などのために、低温で殺菌しているものも多く
「要冷蔵」の商品も多いようです。
たしかに、コンビニの冷蔵棚に陳列してあるものもありますね。
そういったものは低温で殺菌しているため、多少の菌が残っており
常温で保存すると致死率の高い危険な食中毒菌である
「ボツリヌス菌」などが増殖することがあり、非常に危険とのことです。
レトルト食品を保存するときには、
「要冷蔵」などの表示をしっかり確認して保存することを心がけましょう。
※ボツリヌス菌は無酸素状態でも増殖できますが、10℃以下の低温だと増殖できません。
といっても賞味期限はきっちり守りましょうとのことです。(;^ω^)
ガッテン!体当たり研究者SPまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は身の危険に関するものが多く、とても勉強になりました。
みなさんもぜひ参考にしてみてください。(^ω^)
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