おいしいエスプレッソを自宅で作る、ミルやタンピング、抽出時の注意点

こんにちは、元コーヒー屋のよーです。皆さんはエスプレッソ、カプチーノはお好きでしょうか?

私は昔とてもおいしいエスプレッソを出すカフェにめぐりあい、

「こんなおしゃれで美味しい飲み物を家でも作ってみたい

と思いどんどんコーヒーにのめり込んでいってしまいました。

おしゃれなカフェでおいしいケーキと共にカプチーノ、カフェラテをいただく。

想像しただけでテンションが上がりますよね?

「でも毎回カフェに行っているとお財布に厳しいので、

おうちでどうにかならないかな?」

などと誰もが考えると思います。

しかし、道具を揃えて実際にやってみると

意外な落し穴や苦労など、こんなはずじゃなかった!

と思うことがありました。

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エスプレッソの味に影響を及ぼす重要なポイント

華やかなイメージのあるエスプレッソですが自宅でおいしいエスプレッソを作ろうとするとなかなか苦労させられます。

今回はエスプレッソに興味がある、

家で本格的なエスプレッソを作ってみたい、

などこれからエスプレッソに挑戦したいと考えている方にむけて、

エスプレッソの味に影響を及ぼす重要なポイントを紹介します。

エスプレッソマシンよりもコーヒーミルの方が味に大きく影響する?

ドリップコーヒーだったら色々そろえても数千円で道具をそろえることができますが、

エスプレッソは高いです。

エスプレッソマシンが2~3万円、

エスプレッソマシン対応の電動コーヒーミルは最低ランクのものでも1万円以上します。

手動式のエスプレッソマシン対応のミルは

手間や味などを考えるとまったくおすすめできません。

以外に思うかもしれませんが、

エスプレッソを作る時の味に大きく影響を及ぼすのは

エスプレッソマシンよりもコーヒーミルです。

10万円以上する外国製の電動コーヒーミルは

コーヒー粉の挽き具合も微調整ができて、

刃の切れ味が良いのでコーヒーの味もとても良くなります。

私は15年くらい前に当時はあまり一般的ではなかった海外通販で

6~8万円(うろ覚え)も払って電動ミルを購入しましたが。

今まで全く故障などのトラブルもなく、

替刃や細かいパーツは今でもちゃんと手に入るのでとても満足しています。

今も現役バリバリのMacapコーヒーミル

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抽出時の適切な温度は90度?

エスプレッソを作る時のお湯の温度は90度以上の高温で、

豆の焙煎度合いに応じて調節するのが良いとされています。

※基本的に深煎り豆にはやや低温、浅めの煎り具合の豆にはやや高温に設定します。

家庭用のエスプレッソマシンだと保温性能や、抽出の時に水を温め圧力をかけるボイラーが小さいので、

エスプレッソを抽出中の温度低下に悩まされます。

お湯の温度低下を最小限にするために暖気したり湯通ししたりしなければならないので、

抽出前に20分ほど時間が必要です。

私は抽出時のお湯の温度を一定に保つために、

ボイラーの周りに水の通る銅管をぐるぐる巻きにして

熱交換器のようにしたり
(ボイラーに入る前の水をボイラーの熱を利用して、あらかじめ温めておく)

お湯の温度を思い通りに設定できるように

ボイラーのヒーターのONOFFを制御できるPID制御の機器を搭載したりして、

普通の人が引くぐらいの改造をエスプレッソマシンに施していました。(笑)

エスプレッソマシン魔改造の残がいPID温度調節器、

現在は毎週おいしい焼き芋を焼いています。

コーヒー豆の挽き具合は微調整が必要!?

エスプレッソは高い圧力で抽出するのでコーヒー豆をかなり細かく、

かつ最適な圧力を維持できる挽き具合に調整しなければなりません、

これがかなりやっかいで豆の種類や焙煎度合いなど色々な状況によって変わってくるので、

家にあるコーヒー豆を使い切るたびに新しいコーヒー豆に合わせて微調整をします。

そのためコーヒー豆を変えるたびに抽出を失敗したりして

微調整を繰り返さなければなりません。

注意点として抽出を失敗すると使ったコーヒー粉は無駄になってしまいます。

フィルターの中で固まったコーヒー粉をなんとかかき出して、

フィルターまわりを掃除し再びコーヒー豆を挽きなおさなければなりません、

これを手動のミルでやるとなると、

とんでもない労力を使います。

おいしいエスプレッソの条件としてクレマと呼ばれる

赤茶色のとろりとした泡があるのですが、

このクレマを作り出すには新鮮なコーヒー豆が必要です。

私はそのためにコーヒー豆を自家焙煎するという新たな闇に足を踏み入れたのでした。(笑)

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粉を固める時はタンピングの強弱が重要!?

エスプレッソを最適な圧力で抽出するための条件

豆の挽き具合だけではありません。

タンピングといってタンパーという円柱の形をした道具で、

フィルターに入れたコーヒー粉を平らに固めます。

タンピングで強く固め過ぎると

エスプレッソがまったく抽出されなかったり、

ちょろちょろとコーヒーオイル多めの

油っこいエスプレッソになり。

タンピングが弱過ぎると

シャバシャバの酸味強めのエスプレッソ

になってしまいます。

※タンピングの強弱によって抽出時の圧力が変わります。

圧力が高いと酸味が弱まり圧力が低いと酸味が出やすくなります

当然ですがタンピングの圧力も失敗すると、

またコーヒー豆を挽く所からやり直しになります。(涙)

至高の1杯にたどり着いた末の結末とは?

上記のように数々の困難をかいくぐって

晴れて最高においしいエスプレッソにお目にかかれるのです!

こうして私は毎日最高においしい

エスプレッソとカプチーノを楽しんでいたのですが・・・

人間の適応力というのでしょうか?

味覚がどんどん鋭くなっていき、

  1. カプチーノうまいけどなんか牛乳の味でコーヒーの味がぼやけるなあ。
  2. エスプレッソ濃厚でおいしいけど砂糖がなんか邪魔だなあ。
  3. アメリカーノエスプレッソをお湯で薄めたもの)
    ドリップコーヒーみたいに飲みやすくて最高!
    (え・・・!?まさか!?)
  4. はっ・・・!ドリップコーヒーでいいじゃん・・・!?
    (/ω\)

ということで今では

一切エスプレッソを飲むことはなくなってしまいました。

日本人にはやはりドリップコーヒーが合っているようです。(*^^)v

多少極端なパターンかもしれませんが、

エスプレッソマシンなど大金をはたいて購入してしまう前に

じっくりとご自分に問いかけてみることをおすすめいたします。

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