2020年5月8日金曜日にNHKで放送された
「チコちゃんに叱られる!」で
「電子レンジのあの音の秘密」という
おもしろい話題をやっていたので、紹介したいと思います。
電子レンジのあの音といったら「チンする」の語源ともなった、
キングオブ電子レンジの音「チ~ン!」ですよね?(;^ω^)
はたしてなぜこんな音になったのか!?
そこにはどんな秘密とドラマがあるのか!!?(; ・`д・´)
なんで電子レンジは「チーン」と鳴るの?
その理由は・・・
「藤井寺市にサイクリングにいったから!」・・・!?
どういうこでしょうか?(; ・`д・´)
なんと、「チーン」の開発者である藤原康宏(ふじわらやすひろ)さんによると
初期の音の鳴る電子レンジには実際に自転車のベルが内蔵されていたそうです。
なぜ電子レンジの中に自転車のベルが・・・?
はじまりはクレームの電話から
ある日、大阪府に拠点をおく家電メーカー「シャープ」にお客様からクレームの電話が入ります。
「出来上がったのに気づかなかった」と
というのも、
電子レンジはガスを使った調理とくらべて、格段に早く料理を温めることができます。 そのため、電子レンジのスピードになれていなかった当時の人々は 「そろそろ温まったかな?」と電子レンジを確認してみると、 だいぶ前に温め終わっていて、すでに料理が冷めてしまっていたのです。 |
そこでシャープの開発者である藤原さんは「温め終了の合図をつける」ことを思いつきます。
まさに「目の付け所がシャープ」ですね!(;^ω^)
しかし当時、電子レンジがよく使われていたところはレストランや列車の食堂車の厨房でした。
厨房は騒がしいので目立つ合図でなくては誰も気づきません。
そこで考えたのが「音を鳴らして気づかせる」ということでした。
しかし、当時はなかなか良いものがなく、開発者は常に頭を悩ませていたそうです。
社員みんなでサイクリングに行く
そんな中、会社の組合の催し物で大阪府藤井寺市に
社員みんなで「サイクリング」に行くことになったのです。
その道中で道幅が狭いところがあり、先頭を走っていた社員たちが次々とブレーキをかけます。
そこで、後ろを走っていた藤原さんがまわりに危険を知らせるために自転車のベルを鳴らしました。
するとどうでしょう、まわりにいた人達の誰もがベルの音で振り向いたのです。
「これだ!」ということで自転車のベルを付けることを思いつきます。
そこから、近所の自転車屋で色々なベルを買い集めて検討し、
「チーン」と音がなるベルを電子レンジに搭載することが決まったのです。
こうして、1967年に国内初の「チーン」と音のなる電子レンジが誕生します。
この電子レンジが大ヒット!
「シャープ」が世界で1番早く電子レンジを1億台売り上げたのでした。
この大ヒットによって日本中の電子レンジが「チーン」と音がなるようになり、
電子レンジで温めることを「チンする」と言うようになったのです。
う~ん、まさにぐうぜんの産物!(;^ω^)
電子レンジのあの音の秘密まとめ
いかがだったでしょうか?
大ヒットというのは思わぬところから生まれるものですね。(^ω^)
当時「温め完了の合図がなかった」というのもビックリですが、
「チーン」という音が生まれたのもシャープの社員達の仲が良く、
色々な行事をおこなっていたから、ぐうぜん発見された物です。
また、それをじっさいに電子レンジに組み込むことが許されたのも、すごいことですよね?
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