みなさんこんにちは、バブーンってご存知でしょうか?
なんとなくゲームやテレビできいたことがある名前ですよね?
じつはバブーンとは「ヒヒ」の英名で、けっこう昔からなじみのある動物だったんです。
今回はそんなバブーンのすべての種類を調べてみました。
バブーンってけっこう凶暴?
バブーンは雑食性でなんでも食べ、猿のなかでも体が大きい方です。
そして、バブーンの主な生息地であるアフリカでは
彼らの住みかである森林が伐採されて生息地が減少し、
人間の生活圏と非常に近くなっています。
そのため、農作物を食い荒らしたり、家畜をおそったり、人間の食べ物を奪うなど
いろいろなトラブルがおきています。
また、鳥類や草食動物の子供を捕食するなど、荒々しい側面もあります。
バブーンの種類
霊長目オナガザル科ヒヒ属のバブーンには5つの種類がおり、
おもにアフリカ大陸とアラビア半島の赤道付近に生息しています。
マントヒヒ:Hamadryas baboon

https://en.wikipedia.orgより引用
オスのマントヒヒは上半身の体毛が長く伸び、
その姿がマントを着ているように見えるため、マントヒヒと呼ばれる
メスは体毛は伸びず、色も黄色がかっているため
オスメスの見た目が大きくことなる。
ヒヒの中でも比較的ポピュラーな種類ですね。
動物園でよく見た記憶があります。(^ω^)
オス | メス | |
体長 | 70cm前後 | 50cm前後 |
体重 | 20kg前後 | 10kg前後 |

https://en.wikipedia.orgより引用
エチオピア、スーダン、ソマリア、ジブチ、サウジアラビア、イエメンなど
草原やサバンナなど比較的乾燥した地域に住む。
1匹の強いオスと10匹程度のメス、少数の若いオスで群れを作り生活し、
群れは上下関係のある複雑な階層社会になっており、
かなりの亭主関白らしいです。(;^ω^)
移動や睡眠のときには2~4つの群れが集まり、グループで行動する。
オリーブヒヒ:Olive Baboon(ドグエラヒヒ、アヌビスヒヒ)

https://en.wikipedia.orgより引用
体毛がオリーブ色のためオリーブヒヒと呼ばれる(そのまんまやんけ!)
犬のように口が長く、エジプトのアヌビス神に頭部が似ていることから
アヌビスヒヒとも呼ばれます。
ヒヒのなかでも特に大型の種類です。
オス | メス | |
体長 | 70cm前後 | 60cm前後 |
体重 | 24kg前後 | 15kg前後 |

https://en.wikipedia.orgより引用
アフリカ大陸の赤道付近一帯に広範囲に生息しているため、
人間とのトラブルも多い。
生態
サバンナなどの比較的乾燥した平地に住む。
少数のオスと多数のメスで構成された群れで生活し、
多いときは100匹以上になる場合もある。
群れは階層構造になっており、オスは上下関係をめぐって争うが
メスどうしは血縁関係がある場合が多くひかくてき仲が良い。
キイロヒヒ:Yellow Baboon

https://en.wikipedia.orgより引用
顔は黒く、名前のとおり体毛が黄色がかっており(そ、そのまんま!)
手足が長く細身の体をしている。
体長とほぼ同じ長さのしっぽが特徴的
オス | メス | |
体長 | 70cm前後 | 50cm前後 |
体重 | 20kg前後 | 10kg前後 |

https://en.wikipedia.orgより引用
ケニア、タンザニア、ジンバブエ、ボツワナなど
アフリカ東部のサバンナなどでくらし、
オスメス混合10~200匹もの階層構造のある群れで生活している。
移動時は階層が上のオスが先導して、メスや子供を守り
階層が下のオスが後方を守る。
また、キイロヒヒは10種類ちかくの鳴き声を使ってコミュニケーションをとる。
ギニアヒヒ:Guinea Baboon

https://en.wikipedia.orgより引用
体毛が赤みをおびており、オスはマントヒヒのように肩まわりの体毛が長い
ヒヒの中では最小の種類で生息範囲はせまく、
その生息地もじょじょに失われているため個体数が減っている。
オス | メス | |
体長 | 70cm前後 | 60cm前後 |
体重 | 20kg前後 | 10kg前後 |

https://en.wikipedia.orgより引用
ギニア、セネガル、ガンビア、モーリタニア、マリなど
アフリカ西側の狭い範囲に生息しており、
ふだんは強いオスを中心とした少数の群れで生活をしているが、
エサを探すときや身を守る場合は100匹以上の多数の群れで行動をする。
また、オスどうしのコミュニケーションとして
おたがいの股間を見せ合ったり、触りあったりする
独特な交流方法がある。
う~む・・・まあ、仲がよいことはいいことですね。(;^ω^)
チャクマヒヒ:Chacma Baboon

https://en.wikipedia.orgより引用
チャクマヒヒは猿のなかでも最も大きな種類です。
体毛は暗めの灰色で、後頭部のうなじ辺りの体毛が少し長めに伸びています。
そして、顔がかなり面長なのが特徴です。
大きくて面長・・・えりあしを遊ばせた篠原信一さんみたいな感じですかね。(;^ω^)
知能も非常に高く、南アフリカで体の不自由な駅員を手伝い
鉄道会社の社員として働いていた「ジャック」というチャクマヒヒがいるほどです。
オス | メス | |
体長 | 50~115cm | オスよりかなり小さい |
体重 | 21~45kg | 12~25kg |

https://en.wikipedia.orgより引用
南アフリカ、ザンビア、ナミビア、アンゴラなどアフリカ南部
アフリカ南部のサバンナ、砂漠から海岸までさまざまなところに生息しています。
他のヒヒと同じように1匹の強いオスと多数のメス、若いオスで群れを作り生活します。
ヒヒは群れのリーダーのオスが変わると
前のリーダーの子供や部下のオスを殺してしまうことがあり、
チャクマヒヒは他のヒヒよりもその傾向が高い。
なんか、戦国時代みたいで厳しい社会ですね。(; ・`д・´)
番外編:似てるけど違う動物
私も勘違いしていましたが、ヒヒだと思っていたけど
チョット違う動物がいるので、一応紹介しておきます。
マンドリル

https://en.wikipedia.orgより引用
ヒヒは「霊長目オナガザル科ヒヒ属」ですが、
マンドリルは「霊長目オナガザル科マンドリル属」で少し違います。
体つきはヒヒととても似ていますね。(^ω^)
しかし、いつ見てもド派手なお顔です。(;^ω^)
ゲラダヒヒ

https://en.wikipedia.orgより引用
ちょっ!ヒヒって言ってますけど・・・(;^ω^)
こちらは「霊長目オナガザル科ゲラダヒヒ属」です。
エチオピア高原のみに生息しており、おもに植物を食べているので、
草食動物のように効率的に植物を消化吸収することができます。
バブーンとは?危険な猿バブーンの種類まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はバブーンの全種類とそっくりさんを紹介してみました。
生息地をみてみると、それぞれの種類がきっちりと住み分けされているんですね。
なかなか興味深いです。(^ω^)
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