みなさんこんにちは、2020年5月29日に放送された「チコちゃんに叱られる!」で
「洗濯の生乾きの嫌なニオイ、その正体は?!」という話題がおもしろかったので、紹介したいと思います。
あたたかい季節になると、しっかり洗ったはずの洗濯物から嫌なにおいが!(;^ω^)
原因と解消法が知りたいところですが・・・
嫌なにおいの正体とはいったい!?
(; ・`д・´)
洗濯物の生乾きのにおい、その正体は?
答えは・・・
「菌のフンのにおい!」
なんと・・・!?
これはつい最近発見されたことらしいのですが・・・
今回詳しく教えてくれるのは
愛知学院大学薬学部の河村好章(かわむらよしあき)教授です。
生乾きのにおいの原因は「モラクセラ菌」という菌のしわざなのです。
人間の口や鼻の粘膜などにも存在する細菌
キッチンや風呂場などの水まわりをはじめ、生活環境のあらゆる場所に生息している
しかし、モラクセラ菌じたいがにおうわけではなく、
衣類に残った皮脂汚れやタンパク質をエサにして、菌が繁殖します。
そして、増殖したモラクセラ菌が「4メチル3ヘキセン酸」というフンのようなくさい分泌物を出し
それがにおいの原因となります。
菌の増殖する条件は?
湿気
+
20~25℃の室温
+
皮脂などの栄養
という3つの条件があると、とても活発になり増殖します。
そして、大量に「4メチル3ヘキセン酸」を出し洗濯物がにおってしまうのです。
洗うだけでは菌はおちない?
やっかいなことにモラクセラ菌は洗うだけではおとすことができません。(;^ω^)
洗っても洋服の繊維にこびりつき、洗うたびに増殖をくりかえすので
一度におったら毎回、洗濯のたびににおってしまいます。
におわないようにするには?
モラクセラ菌がエサを食べて増殖する時間を少なくすることです。
具体的には
- 洗濯物をため込まずこまめに洗濯する
- 風通しのいい場所で陽にあてて干す
という感じです。
う~ん、一人暮らしの人などにはなかなか難しいですね。(;^ω^)
一度においが出てしまったらどうしたらよいの?
梅雨の時期などはモラクセラ菌が繁殖しやすい条件がそろってしまいます。
そんなときに一度においが出てしまったらどうしたらよいのか・・・?
- 60℃以上のお湯につける
モラクセラ菌は高温に弱く60℃以上の温度で死滅します。
なので、60℃以上のお湯に10~20分ほどつけてから洗濯するとにおわなくなります。
- 60℃以上になるアイロンをかける
アイロンを中温以上(150℃程度)に設定し洗濯機の脱水が終わった衣類にかけます。
濡れたままの洗濯物にアイロンをかけることで、モラクセラ菌を増殖する前に殺菌します。
- コインランドリーの乾燥機にかける
家庭用の電気式乾燥機だと60℃にギリギリ届かないことが多いので、
コインランドリーの強力なガス式乾燥機で80℃程度に設定して乾燥させれば
菌を死滅させることができます。
洗濯物の生乾きのにおい、その正体は?まとめ
いかがだったでしょうか?
私はたんなるカビかなにかのにおいと思っていましたが
菌のう〇このにおいだったとは!
けっこう衝撃的なお話でした。(;^ω^)
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