こんにちは、よーです。
2019年12月26日木曜日の21時からテレビ東京で放送される
「世界を救え!サムライバスターズ5」というテレビ番組で
「ウガンダ政府がSOS!狂暴バブーン」という見出しを見つけました。
え!?狂暴バブーン!?バブーンってドラクエとかで出てくるお猿さんでしょ?
そんな可愛げのありそうな動物でウガンダ政府がSOS!?(;^ω^)
少し気になったので基本的な生態(生息地、餌、食べ物)や事情を調べてみると。
バブーンのなかなか恐ろしい生態と疑問に思ってしまうウガンダの実情が見えてきました。
凶暴猿バブーンの生態は?
調べてみると「バブーン」とは英名で、サル目、オナガザル科、
ヒヒ属に属する哺乳類の総称ということで日本語でいう「ヒヒ」です。
ヒヒは全部で5種類しかいないんですね、一番なじみがあるのがマントヒヒでしょうか?
この種類は紅海の周辺に生息するらしいので、ウガンダの凶暴猿バブーンとは違う種類でしょう。
残りの4種類であるチャクマヒヒ、ギニアヒヒ、キイロヒヒ、アヌビスヒヒのどれかが
ウガンダの凶暴猿バブーンと言われている種類ということになりそうです。
※放送を見た感じアヌビスヒヒ(ドグエラヒヒ)の可能性が高いです。
アヌビスヒヒ:https://ja.wikipedia.orgより引用
凶暴猿バブーンの生息地は?
バブーン(ヒヒ)は主にアフリカとアラビア半島の赤道付近に生息しています。
お猿というとジャングルの木の上などに住んでいそうなイメージですが、
バブーンはサバンナなどの比較的乾燥している地域に多いようです。
体格は体長80センチ前後で体重30キロほどらしいのですが、メスはオスに比べてかなり小柄のようです。
基本的に群れで行動するのですが、
多い場合100匹ほどの群れになるらしいのでこの規模になると手が付けられない感じになりそうですね。(;^ω^)
凶暴猿バブーンの餌は?
ここが問題なんですが、
バブーンは雑食性でなんでも食べてしまうらしいのです。
昆虫や鳥、小動物を捕食したり、果物や草、はたまた木の皮や根っこまで!
けっこう獰猛な性格らしく、ときには草食動物の子供なども捕食するらしいです。
フラミンゴを生きたまま捕食する動画なんかもありました。こわっ!(;^ω^)
人の住んでいる地域の近くに生息するバブーンは畑の作物を食い荒らしてしまうため、おそらくウガンダで問題になっている原因はこれでしょう。
100匹なんて団体様で来られてはひとたまりもありませんね。(/ω\)
凶暴猿バブーンの天敵は?
ライオンやヒョウ、チーターなどの肉食動物が主な天敵です。
この種のネコ科の猛獣は木登りも得意なため、寝込みを襲われることもあるそうです。
こわっ!ですね。
基本的に小さくて弱いメスや子供が狙われることが多いのですが、
オスのバブーンは強力な牙を持ちそこそこ強いので、
チーターやヒョウを撃退することもあるようです。
それと動物が生きるために絶対必要である水、川や池などの水辺にはワニもいます。
水を飲んでいたらガブッ!水浴びしてたらガブッ!移動中に川を渡っていたらガブッ!
やはり自然は厳しいですね。(;^ω^)
ウガンダで凶暴猿バブーンが増殖する理由は?
ウガンダは独立後、少しずつではあるものの順調に経済発展してきています。
しかしそれ以上に人口の増加が著しく、なんと女性1人の平均の出産人数が6人だそうです。(日本に少し分けていただきたい(;^ω^)
そして家庭での燃料は薪を使用しており、ウガンダの主な産業は農業で国民の7割が農業従事者だそうです。
過剰な人口の生活を支えるための薪の採集や、もちろん生きていくためには食べ物が必要なので田畑の拡大もどんどん進みます。
それと経済発展のために海外資本を呼び込み、工業の発展を目指しているらしく、工場用地としても森林が伐採されているようです。
それらの原因を理由に森林面積の減少がどんどん進んでいるとのことです。
それゆえに人間の生活区域とバブーンなどの野生動物の生息地がどんどん近くなっています。
実際に象やライオン、ヒョウ、チンパンジーなど様々な動物による色々な事件が報告されています。
その中でも頭の良いバブーンやチンパンジーなどの霊長類による農業被害が深刻らしいです。
彼らは頭が良いので収穫直前の畑を襲ったりするらしく農民たちは頭を悩ませているそうです。
しかしウガンダの人々には自然の貴重さや重要性も広まっており単純に駆除してしまうことも気が引けるのでしょう。
バブーンの気持ちになってみれば、
どんどん生息地が減っていき、近所に安全でおいしい食べ物がいっぱいある楽園(食のテーマパークや~!)
である畑ができたのであればそりゃあ行くでしょう!(いつ行くの!?収穫の直前でしょ!)
といった感じになるのは当然です。
なので、「ウガンダで凶暴猿バブーンが増殖!?」というのは少し疑問に思うわけです。
私としては増殖したというより、生息地が近くなり接触が増えたのでは?と考えます。
凶暴猿バブーンの生態まとめ【サムライバスターズ5】
|
今回調べて思ったことは色々な原因があって物事は単純ではないということ、作物の被害はバブーンだけではなくチンパンジーによるものも深刻だそうです。
ウガンダの人々も単純に駆除するのではなく、共存する技術を学ぶために日本の専門家にSOSを依頼したのでしょうね。
人間とバブーン、お互いにベストな解決策がみつかると良いですね。



コメント