ブルーシートの謎。ブルーシートが青なのはなぜ?【チコちゃんに叱られる!】

2020年4月24日金曜日にNHKで放された

「チコちゃんに叱られる!」で

「ブルーシートの青の謎」という話題がおもしろかったので、紹介したいと思います。

ブルーシートって青いからブルーシートって言うんでしょうけど、

青い理由を深く考えたことはなかったです。(;^ω^)

レジャーシートやキャンプ、はたまた住む所を失ってしまった時など

いろいろな用途で使える便利なブルーシートですが、

はたしてどんな謎が隠されているのか?(; ・`д・´)

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ブルーシート概要

ブルーシートは「フラットヤーン」というポリエチレンの糸を布状に織って作られています。

よくみると格子状に編み込まれた繊維がみえますよね。

こうすることでペラ1枚のシートとくらべて引っぱりや裂けに強くなります。

しかし、ただ編み込まれた布だと防水性がありません、縫い目から水が染みてしまいます。

そこで、編み込まれた布を両面から青いフィルムではさみ込むことによって

防水性をもたせているのです。

サイズが変わっている?

ブルーシートって1.8mや3.6mなど、独特な幅のものが多いですよね?

その理由は、もともと建築用の資材として使われることが多かったため、

日本の昔の住宅の単位である「間」(けん)というサイズに合わせて作られています。

1間とは日本家屋の柱と柱のあいだの長さで、約182cmです。

そのため、1.8mの倍数の大きさが多いのです。

ブルーシートの元祖は?

ブルーシートに使われているポリエチレン製の丈夫な糸「フラットヤーン」を開発した、

岡山県倉敷市に本社をおく「萩原工業」(はぎはらこうぎょう)です。

  • フラットヤーン
    ポリエチレンの細長いフィルムを熱板とロールを使って伸ばすことで、分子の向きがそろい、細くても強度のある糸になります。

とてもじょうぶなので、引きちぎろうとしても「いヤ~ン!」となってしまうことでしょう・・・(; ・`д・´)

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ブルーシートが青なのはなぜ?

答えは・・・

「バケツが青かったから!?」
(; ・`д・´)

な、なんと・・・どういうことでしょうか?(;^ω^)

ブルーシートの前身である「万能シート」はもともとオレンジ色でした。

当時、ブルーシートの元祖である「萩原工業」は

運送会社「日通」(にっつう)のトラックの幌(ほろ)を作ろうと考えて、

その色に合わせたオレンジ色のシートを作りました。

しかし、幌として使うには強度が足りなかったため

いろいろな用途に使える「万能シート」として売り出すことになります。

しかし、その「万能シート」に使われていた、

オレンジ色の顔料「黄鉛」(おうえん)に

人体に有害な「鉛」がふくまれているということがわかります。

※万能シートのオレンジ色には人体に影響を及ぼすほどの鉛はふくまれていなかったようです。

当時、工業生産の過程で出る有害物質による「公害」が社会問題になっていたため、

のちのち大量に処分するときなどに問題にならないように、と考えて

他の有害物質のふくまれていない色に変えることになります。

ほぼ問題は起きないのでしょうが、もしなにかあったら大変ですからね。(;^ω^)

そこで、

  1. 耐候性が優れていた
  2. 当時、バケツやホースなどの日用品に多く使われていて流通量が多く、原料が安価だった
  3. 有害物質がふくまれておらず安全性をアピールできる

などの理由により「青色」に変わることになります。

その青色の「万能シート」が一般的になり、

「ブルーシート」とよばれるようになったのです。

ブルーシートが青なのはなぜ?まとめ

もともとはオレンジ色だったシートが、

「人体に有害な鉛がごく少量ふくまれている」という問題から、

青色に変えることになってしまった。

という、なんともトホホなお話でした。(;^ω^)

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